縁起でもありませんが葬儀について知っていますか?
遺体を前にしてお金の話は不浄
病院や警察で亡くなると、遺体を自宅か斎場に運びます。
霊安室もありますが、いつまでも遺体を置いておいては業務に支障がおこる場合もあるので、病院や警察側はさっさと遺体を運んでもらいたいというのが本音のようです。
遺体を運ぶのは病院や警察の仕事ではなく、遺体となってからは葬儀社の仕事となります。
病院や警察指定の葬儀社は365日、24時間対応し、病院によっては業者が常駐しているので、患者から遺体となった時点ですでに医者、看護師に混ざり業者がいます。
病室から霊安室に運ぶのも既に葬儀社の仕事です。
ちなみに霊安室までの搬送にも費用がかかります。
霊安室に一度搬送した後、自宅か斎場に搬送することになりますがこの時も費用の話は一切ないでしょう。
日本人の考え方として、遺体を目の前にしてお金の話をするのは不浄、不謹慎であると考えているからです。
また遺族も動揺しているので、この遺体を搬送する人たちは誰なのか冷静に考える余裕もないでしょう。
自宅か斎場に搬送すると書きましたが、斎場まで運んでしまえば葬儀の依頼を貰ったも同然です。
特に最近はマンションなどの集合住宅へは自室までエレベーターを使う必要があり、エレベーターで遺体を搬送することは難しいこともあり斎場へと搬送するケースが多いようです。
マンション自治会のスペースなどに搬送できる場合もあるのですが、そんなことは遺体の前の遺族の頭には浮かびませんし葬儀社も言ってくれません。
そうなると、斎場へと搬送し葬儀社の思うつぼ。
そのまま葬儀の契約となるでしょう。
遺体を自宅に安置することになっても、普通の人はどうすればいいのかわからないでしょう。
そこで、遺体を搬送した葬儀社は手伝い、指示を出し、線香をあげるとこまで行います。
ここまでくると遺族も葬儀社の担当をすっかり信頼しています。
やはり、このまま搬送した葬儀社に葬儀を依頼することになるのです。