縁起でもありませんが葬儀について知っていますか?
病院指定と警察署指定の葬儀社
人が亡くなる場所は様々ですが、中には葬儀社が待ち構えている場所があります。
それが病院と警察署です。
それらの葬儀社はもちろん勝手に病院や警察署に入り込んでいるわけではなく、○○病院指定もしくは○○警察署指定という葬儀社です。
どうして病院や警察署に葬儀社が待ち構えているのか疑問をもたれると思いますが、遺体を自宅に搬送し安置する必要もあるため葬儀社が365日、24時間待機しているのです。
表向きは遺族の便宜や業務に支障がでないよに、ということですが、実際は病院・警察とつながることは葬儀社にとってはおいしいからです。
ちなみに「死亡診断書」もしくは「死体検案書」があれば自家用車での搬送も可能です。
また自宅までの遺体の搬送を葬儀社に依頼し、葬儀は別の葬儀社に依頼することだって可能です。
しかし、それをする人はほとんどいないそうです。
遺体のの搬送のついでに葬儀の営業を行い、そのまま契約するケースがほぼ100%といっていいくらいです。
混乱していて、他の葬儀社へ合い見積もりをとろうとか、病院・警察の指定をお墨付きと思い込んでいるため、そのまま契約するのです。
この病院や警察指定の葬儀社は、葬儀を頼む方としては信頼がおけそうなのですが、必ずしもそうとは限りません。
というのは、365日、24時間病院や警察で対応するための人件費やそれ以外の経費(病院によっては様々な名目で葬儀社からの金銭を受けているようです、警察指定の葬儀社でも監察医の言うことは絶対と言われることから接待くらいはあると考えるのが自然でしょう)、などは葬儀費用から出すことになるので、その分割高にならざるを得ません。
葬儀社が病院側へ支払うお金を回収するためには1回の葬儀あたり10万から20万円上乗せするとも言われます。
基本的に病院指定、警察指定の葬儀社で葬儀を行う場合は余計な上乗せ分を払わせられると考えてよいでしょう。
これを防ぐには、遺体の搬送だけを指定の葬儀社に依頼し、葬儀に関しては複数の見積もりを貰うことです。
葬儀まで時間がないと考えがちですが、見積もりを依頼し業者を選ぶ時間はあります。